(編集・木村)
2017年10月17日~22日 (gallery re:tail) そこは吉祥寺の駅から中道通り沿いにあった。
日本アンデパンダン展の若手の二人展だ。ようやくたどり着いた蔦の絡まるビルにその会場があった。マンションの一室を改造した画廊だった。時間の経過と歴史を感じさせるムードのある場所だったので、作品も落ち着いてみることができた。
青木鮎美さんは絵本の原画を中心に、油彩、デッサン、手作り工芸品のような多彩な作品を展示。三浦裕美さんは対象を写生するところから出発した、具象から抽象的なものまで油彩タブローから、ドローイング的な作品までを展示。お二人からまじめな人柄を感じて、心地よさに浸った。ちょうど長雨の中の晴れ間の気持ち良い日だったので、作品も生き生きと見えたかもしれない。まだ完成や、強い主張をそこに見出すことはなかったけど、今までの基礎を土台に羽ばたいてもらいたい若き美術家お二人の、率直な表現の証を見出すことが出来た。
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