村田訓吉
戦後70年被爆70年もはや原子力サブカルチャーはメインカルチャーに成長してきました。ゴジラから始まったサブカルチャーは、1974年ノーベル賞文学賞を取られた詩人ハリーマーテインソンにより1956年に抒情詩アニアーラとして現在の宇宙移民関係のSFの基礎をつられています。
抒情詩アニアーラは放射能汚染により地球に住めなくなった人類が生きていくために宇宙移民となり地球から逃げていく話です、その中の一隻が事故に会い宇宙の果て涅槃に帰る長い時間軸に及ぶ壮大なお話です。
当時国内外で問題作品となり後のノーベル文学賞を取るためにも大切な一冊になった本です、そればかりでなく日本だけではなく世界のSF世界に大きな影響を与えそれ以降の宇宙移民関係のSF作品や放射能被爆に関する地球崩壊のお話のルーツになっていると言っていい作品です。
アニメや漫画にも直接アニアーラを知らない世代にも影響を与え続けている作品です、日本でも 児玉千晶さんの翻訳で本になっていますので是非読んでください、また女優毛利まこさんの朗読などもスウェーデン大使館で公演され各地で公演されて好評を得ています、これからの動きも楽しみです劇や映画や漫画やアニメになるとうれしいですね。
ゴジラから始まった原子力サブカルチャーは原爆がある限り原子力発電が続く限り終わらないことでしょう、2015年に増山麗奈監督により作られた「サダコの鶴」は時空を飛び交うSFであり反核反戦脱原はワンピース。人権と平和と環境はワンピース。であることを意識させるさせる映画です。
2016年には新しいゴジラの映画が日本でも総監督に庵野秀明さん、彼の思いでタイトルはシン・ゴジラとして 作られます。さて新なのか真なのか神なのか特撮大好きで日本人である庵野秀明さんどんなゴジラを作ることでしょう。
2018年にはハリウッドゴジラの続編も期待されています、ラドン、キングギドラ、モスラも友情出演するかもしれません、ハリウッドゴジラはさらに邁進して行きます2020年にはなんとゴジラ対キングコングも企画されいるそうです。
戦後70年は被爆70年です。サブカルチャーではありませんが丸木美術館キュレーターの岡村幸宣さんによる「原爆の図 全国巡回」が発行されたことは素晴らしいことです。その発行を見とどけるように年明けに実際全国巡回に力を尽くしたヨシダヨシエさんが逝かれたことに心からご冥福を祈るばかりです。
原爆サブカルチャー自体が愛と平和の祈りであり、人権と平和と環境はワンピース。反核反戦脱原はワンピースの理念と信念のもとにあります。二度と戦争や核の恐怖と原発の恐怖を人類にやってこさせないために、日本国憲法前文の一文にこう言う言葉があります。日本国憲法前文原文より抜粋。「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和の内に生存する権利を有することを確認する」
〇註釈 この一文のおかげで日本国憲法前文は9条と合わせ平和憲法と呼ばれ(本来9条単独では平和憲法と呼びません)単独では理想憲法と呼ばれ世界憲法と世界の憲法学者に呼ばれる素晴らしい人類の英知の結晶なのです。
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