絵の持つ見えない力それは人と人を結びつける。
そこに生まれた、「和やかな和」
絵がお出かけするたびに、今度はどんな人たちに会えるかな?
心ときめかす私。。
みんなの笑顔が絵に伝わる。
精一杯、輝いて、見せる絵。
今は一人で、冬篭りしている私の絵。
「春までさむくないだろうかなど」と擬人化してしまう。
作品 「うまれかわり」 は
2008年3月東京・六本木・新国立美術館に展示した作品。
この展覧会の趣旨は、平和と反核運動。日本美術会企画のアンデパンダン展。
この年、「現代に生きる証」をテーマに作品が展示された。
私は、地球の環境問題を中心に平和な大地のサイクルが取り戻されることを祈り
芸術を通じて国際平和交流をすることがわたくしの現代に生きる証であった。
新潟県長岡市小国町の山で育ったこうぞの木が、
紙になり海を渡りベルギーへ。
日本の音楽と合体してできた作品 「うまれかわり」
額にしているこうぞの木は紙のお母さん。
小国の山からやってきた木のかわが紙になりそのうえに、
墨とブルドノアというインクで、音楽と絵画の感性のふれあいを表現。
大地に帰る日がやってきてもやさしい素材。
その作品が、今、生まれ故郷にもどり2009年10月10日
新潟県十日町市中条で地元の人々と交流演奏会。
作品のまえで井上先生の演奏をお聞きになると、もっと、グーーーときます。
一枚の絵が、海を渡り、陸を走り人と人をつないだ、芸術活動でした。
作品になった、音楽の演奏者 井上知祥は 新潟県おじや片貝の出身。
先生の演奏の中から4点の作品が出来上がり
ベルギー・ブラッセルにある日本大使館広報文化センターでの、
演奏会のステージに展示した作品4点中の2点です。
美術運動と絵たちの生活は、日常にあるメッセージ、
笑顔をつなぐメッセージだと考えることもあります。
一枚の絵が人の心になんらかの安らぎを与えたり疑問をなげかけられたら、
絵の生きている価値があるのではないでしょうか?
(ヒロ・サイカ 美術家)2009年11月25日東京にて。
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